y-fukuta2ndのブログ

数十年前に"y-fukuta"のIDと「紙つぶて」というタイトルでやっていました。そして2020年、ちょっとしたことがきっかけではてなブログを再開しました。最近は文章を端的にかつ簡潔に書く練習として使っている側面があります。よろしくお願いいたします。

DCD-755SEを修理したら、意外と安く済みました

2010年9月に購入しました

 私はジャズが昔から、それこそ子供のころから好きでそのカテゴリーのCDをたくさん持っています。実家にいたころは自分の部屋を持っていましたので、いわゆるミニコンポを設置していました。進学により家を出て一人暮らしを始めると、実家のような空間は無くそれに応じたモノに変化していくわけですが、就職により各地転々とするようになると住まいをある程度自分で選べられるようになりました。いわゆる借り上げ寮・社宅になり、物件を規定家賃内に収められれば自由に選べられましたので、田舎の拠点へ異動になった際には贅沢をして広い部屋に住んでいました。
 そこで再びオーディオの沼にはまりまして、真空管アンプを作ったり、市販のスピーカーと同プリメインアンプを導入したりといろいろやりました。その当時から使用しているCDプレーヤーがデノンのDCD-755SEです。購入したのは2010年9月でした。その後、2011年3月の東日本大震災でCDプレーヤーは軽症を負いましたがそれでも機能に問題なく、その家を震災当月である2011年3月末で転勤のため退去する時にスピーカーとプリメインアンプを売却した後もその時の自作アンプと共にDCD-755SEは現在に至っていました。

2010年9月購入DCD-755SE

約1年前から音飛びが出始めました

 今の住まいに入って約10年経過した昨年から、以前よりもDCD-755SEの使用頻度は減っていましたが月に1回は使っていました。しかし、ときどき音が飛ぶようになりました。保有しているCDも古く、最古のもので30年以上前ものです。特定のCDで音飛びしたわけではないので、様子を見ながら使っていました。調子がいいときは全く音が飛びませんでしたが、その逆もありましたので、何が起きたのかは当時は理解できていませんでした。

今年になりCDが認識されなくなりました

 そして今年になり、相変わらず使用頻度は低いのですが、今度は症状が悪化してしまいました。トレーにCDを乗せてトレーを閉じると通常であればCDディスクが回転して再生可能状態(総トラック数と総再生時間数が表示される、再生ボタンを押すと再生開始される、等)になりますが、ある時から現在に至るまでトレーを閉じた後の動作音が一切しなくなり、CDが入っているにもかかわらず"NO DISC"と表示されるようになりました。
 複数のCDディスクを使い同じことを試しましたが変化が無いことから、この状態はCDディスク自体ではなくCDプレーヤーが故障して発生したと判断しました。

修理をためらった理由

 CDプレーヤーに異常が発生したことは確定しましたが、問題は次のアクションでした。「捨てる」or「修理する」のどちらかになるのですが、正直どちらでもよいと思っていました。

  1. 「捨てる」場合、処分代がかかることと、処理場へ運ぶ手間がかかることが問題でした。要は「面倒」なことでしたので、ずっと保留にしていました。
  2. 「修理する」場合、そもそも修理可能なのかどうか、修理代、そしてそれを送る手間が問題でした。デノンは修理案内ページがウェブにあります。そこを見ると、参考修理内容とその価格が商品カテゴリーごとに案内されています。

https://www.denon.jp/ja-jp/support/service_network

 私の場合、最大4万円が修理想定額と案内されていました。試しにこれを送って修理可能かどうかを判断してもらうことに決心しました。なお、DCD-755SEは当時約28,000円で購入しました。そして、今は便利な世の中で、ヤマト運輸にアプリを使って集荷依頼でき、それをする際に送り先を登録するとそれが書かれた宛名も持ってきてもらえるようになりました。想定した「面倒なこと」は実はほとんど無いことを勉強しました。

想定より早くかつ安く収まりました

 上記の修理案内に従って、必要なものをそろえて10/2にヤマトで送りました。送料は1,400円ぐらいでした。その後10/5にデノンから「修理完了したので、代引きで送る。」と連絡がありました。金額は15,400円です。明細によると、交換した部品は「CDJL2130BZ, 943302009630S, \4,000」とのことです。最速で送られると平日なので、今日土曜日に変更しました。
 そして先程、ヤマトが来てCDプレーヤが戻りました。早速開封して動作確認しました。当然ですが問題ありませんが、1週間ほど使って真偽を確かめます。この記事は実際にCDプレーヤを再生させながら書いています。現在は自作ヘッドホンアンプ経由でヘッドホンで聞いています。
 想定よりも早く(1か月ぐらいかかると思っていた、そもそも修理不可能と思っていた)、想定よりも安く済み(< 4万円ということから比較する限りです。交換パーツ代が4,000円ですので、工賃と送料が今回の費用の大半を占めている点の解釈は人それぞれになりますが、私の場合は「安い」と感じています。)、非常に満足しています。

2023年10月DCD-755SE修理内容と費用
修理完了後の自宅でのテストの様子