y-fukuta2ndのブログ

数十年前に"y-fukuta"のIDと「紙つぶて」というタイトルでやっていました。そして2020年、ちょっとしたことがきっかけではてなブログを再開しました。最近は文章を端的にかつ簡潔に書く練習として使っている側面があります。よろしくお願いいたします。

リーガルで靴底を張り替えてもらったら、靴の表面以外が新品同様に戻った

仕事用の靴はリーガルです

 新卒で就職して以来、私は靴をリーガルで買っています。誰かに教えてもらったわけでもなく、気づいたらリーガルで買っていました。「なぜリーガルなの?」と訊かれると、「なんとなく」というのが回答になってしまいますが、強いてあげるならば、無難、丈夫、極端に高価でもなく安価でもない、といったところが個人的な理由として挙げられるかもしれません。理由は何でもいいんです、個人的に気に入っていればいいだけです。

2016年にリーガルのパターンオーダーで靴を作りました

 私はスーツもワイシャツもオーダーなので、靴も出来たらいいなと実は昔から思っていました。私の足は、全長に対して幅が広すぎるため、JISの規格で適合するものが市販品では見つけられません。EではなくFとかGの規格になります。リーガルの靴に関して実際としてはEEEで25.5cmや26.0cmあたりで妥協しています。妥協して買った靴は履き始めの初日がしんどいだけで、一度靴がなじめばばそれ以降は普通に使えます。
 話を戻すと、リーガルがオーダーをやっていることを2016年に知りました。次のページで知りました。
www.regal.co.jp
 早速飛びついたのは言うまでもないのですが、オーダーの方法は3つあります。予算に余裕があればビスポークすなわちフルカスタムです。しかし、初回からそれを狙うのも抵抗がありましたので、"REGAL Built to order system"でお試しということにしました。これはパターンオーダーですので、細部までカスタムできるものでもなく、ある程度既製品の仕様に沿ったものになります。
www.regal.co.jp

 私はローファーをこのパターンオーダーで2016年7月にREGAL日本橋(移転前)で作りました。仕様は次の通りです。

  • つま先の形状 ラウンドトゥ
  • 甲革の素材とカラー ボックスカーフ(ドイツ製)、黒
  • ライニングの色 ボルドー
  • ソールの仕様 レザーソール(ゴム充填)
  • ヒールの仕様 フルプロテクターヒール
  • 靴のサイズ 25.5cm
  • 幅 EE

 靴のサイズと幅は採寸結果とローファーという靴の特徴からお店に一任して決めてもらいました。ローファーは靴ひもが無いため、足の甲から足首の間のエリアで靴と足を挟むことで保持する仕組みです。そのため、やや幅の狭いEEに決まりました。個人的にはEEEが良かったのですが、彼らを信じました。結論としてはEEで正解でした。ただし、靴がなじむまでは足の甲に圧迫感があり、つらかったです。
 今回この記事を作るために今、2023年にこのページを見て、私が実際に作ったものと同じ仕様の価格を見て驚きました。当時は約6万円、現在は約8万円。時代の変化は恐ろしいです。

2020年に社外品で靴底を張り替えました

 購入して約4年、靴底特に先端がすり減ってしまいました。最初はリーガルに持っていき、張り替えを見積もってもらいました。しかし、衝撃の返答を得ました。「まだ張り替えるには早すぎる。もし気になるなら、町中のリペアショップで張り替えてみては?」と言われました。ということで、町中のリペアショップで実際に張り替えてもらいました。その時の記録はこちら。
y-fukuta2nd.hatenadiary.jp

2023年6月に、リーガルに張り替えを依頼しました

 その後約3年、先端だけでなくヒールも減りました。満を持して2023年6月、最寄りのリーガルに張り替えを依頼しました。元々の靴底に社外品で補修していましたので、仕上がりがどうなるのか聞いたところ、オーダー時点の仕様で仕上がるとのことでした。総額26,000円から29,000円の間、靴の状態は底を剥がさないとわからないので金額感としてはこのようになることを説明されました。合意して修理してもらうことになりました。
 依頼したのが6月上旬で、そして今日7/22にリーガルから連絡がありました。納期は約2か月、修理完了して、26,950円になりました。先ほど回収してきました。

2023/7リーガルで靴底張替完了
2023/7リーガルで靴底張替結果
2023/7リーガルで靴底張替したら中もきれいになっていた

仕上がりは良好、修理という選択肢は今後も積極的に使っていきたいです

 第一印象として、靴の形状がシャキッとしていることに気づきました。修理に出す前はくたびれ感がありましたが、戻ってきた靴にそれは見られませんでした。あたかもアイロンがかかっているかのように形がきれいになっていました。靴底はオーダー時の仕様と同じ「レザーソール(ゴム充填)」で、ヒールは「フルプロテクターヒール」です。そして、靴の中も新しくなっていました。結果として、靴の甲革以外が新品になりました。
 靴の表面に経年劣化による擦り傷やしわがありますが、靴底が回復しましたので過去の実績から今後7年は使えることになりそうです。修理費用は靴を一足新しく買う値段とほぼ同じになりましたが、修理できる靴ならば修理して使う方が最終的にはお財布にも資源にも優しいのかと思います。なにより、私がこの靴に愛着を持っていることが修理を選んだ一番の理由です。蛇足ですが、一番長持ちしているものは26年前に買ったハミルトンの時計です。次が20年前に買ったナショナルのマイコン炊飯器です。