y-fukuta2ndのブログ

数十年前に"y-fukuta"のIDと「紙つぶて」というタイトルでやっていました。そして2020年、ちょっとしたことがきっかけではてなブログを再開しました。最近は文章を端的にかつ簡潔に書く練習として使っている側面があります。よろしくお願いいたします。

2週間だけUQ Mobileを試してみた

以前から気になっていたUQ Mobileに手を出したきっかけ

8月17日から今日8月31日までの約2週間、UQ MobileをeSIMで試してみました。現在使っているiPad air 5th genはeSIM搭載のため、eSIM自体を試してみたかったことがまずありました。もともとUQ Mobileに興味があったのですが、契約手続きが面倒なことがためらう理由でした。しかし、それらの敷居を低くしてくれるウェブの記事を読んだ結果、eSIMとUQ Mobileをしばらく試してみようと決心しました。

まず、そのウェブの記事はこちらです。
k-tai.watch.impress.co.jp

UQ Mobileに興味があった理由は、

  1. MVNOではないけど、比較的低価格。ただし、MVNOの目線で見ると高いです。一例として、月3GB割り当てで、MVNOが一般的に800円前後に対して、同UQ Mobileは1,600円前後です。
  2. UQ Mobileは残った容量を翌月に繰り越すことができます。ここが、他の同価格帯の通信プランと比較して頭一つ秀でているところと私は理解しました。例えば、ワイモバイルは月3GBのプランは若干UQ Mobileより安いものの、残った容量の繰り越せません(ワイモバイルも導入検討対象でした)。

ということで、今回購入するものは「くりこしプランS+5G」で月額1,628円のプランです。
www.uqwimax.jp

記事を読んでその気にさせた点として、

  1. アマゾンで購入できること。
  2. 本来必要な契約時事務手数料3,300円が不要なこと。
  3. アマゾンにはサービス購入代として50円を支払うだけでよいこと。

の3点でした。注意点として、eSIM搭載機種限定の話ですから、eSIMを搭載していない機種はこの話は全く無効になります。

契約手続きで手間取った - 理由を明示しないため同じ過ちを繰り返してしまった~最終的には成功したものの、躓いた理由が腑に落ちないまま契約完了した

アマゾンで購入決済が完了すると、アマゾンからメールで契約手続きについて案内が来ました。それに従い一連の手続きをウェブで進めました。しかし、ここで問題が発生して、契約完了~使用できるようになるまで2日かかりました。

まず、私は身分証明書として運転免許証を使用しました。手続き前に、そこに記載されている情報と契約書に入力する情報が一致している必要があることは理解していましたので、一致した内容を入力して送信ボタンを押しました。しかし、なぜか受け付けてくれず申請が却下されてしまいました。その通知メール内に、具体的にどこに問題があったのかが明示されていません。ひたすら試行錯誤して約2日、結果として「なんか契約できた」という腑に落ちないものの結果オーライということで無理やり納得する場面がありました。未だにここの原因がわかりませんし、却下理由が具体的に示されない点には不満を感じました。

約2週間使った感想・印象

あくまで私の使い方の場合のため個人差は絶対あります。「参考まで」ということでまとめると:

  1. 昼休み12:00-13:00の時間帯で使うと、日によって異なりますが、大まかな傾向としては現在も並行して使用しているIIJmioのドコモ回線と比較すると、若干良いかな、という程度でした。レスポンスは落ち込みますが、MVNOよりは良いかな、というところでした。MNOもこの時間帯はかなりレスポンス+悪い傾向ですから、UQ Mobileは健闘している方ではないでしょうか。
  2. 昼休み以外の時間帯では当然UQ Mobileの方が快適に使えますし、速度も圧倒的に良いです。しかし、その傾向はIIJmioも同じです。ただし、5GエリアではUQ Mobileの速さはIIJmioよりも明確に感じることができました。
  3. eSIMを使う場合の契約を今回初めて経験しましたが、「面倒だ」という感想です。受け付けは20時までですので、それ以降に申請すると翌日扱いになります。そのため、SIMを請求しても使用できるまでのリードタイムは同じだったかもしれません。ただ、eSIMを全て間違いなく処理できれば1時間以内に使用可能になるという点はメリットとして大きいと思います。解約はウェブから簡単にできました。
  4. まとめると、「UQ MobileIIJmioを知らなかったら選んでも良いかもしれない、でもIIJmioを知ってしまうとコスパの意味では後者の方が良いよね。」というところです。

2週間で辞めた理由

先ほど、オンラインでUQ Mobileを解約しました。月末で解約したので、9月分は請求されないと思いますが、請求締日を確認していないので、どうなるでしょうか。

2週間という短期間で解約した理由ですが、上記をまとめると「IIJmioと比較して、UQ Mobileにあまり利点を見つけられなかった。コストパフォーマンスの視点からもUQ Mobileにメリットを感じなかった。」です。繰り返しになりますが、12:00-13:00の最も混雑する時間帯における使用感を試すことが実は本当の目的でした。両方ともにIPv6で通信していますので、そのメリットである混雑回避は一応対応しているという前提のもの、実際に昼休みに使うとどうなるのか、ここが一番興味があった点でした。結論としては、UQ Mobile => IIJmioでした。ただし、両者の差(UQ > IIJ)はごくわずかで、誤差の程度ともいえるかもしれません。日によって混雑度合いが変化するので断言はできませんが、UQ Mobileの方が若干レイテンシが良いけど落ち込むときは落ち込むというところでした。IIJmioも実は同じ傾向であることは前々から感じていましたので、結局昼間の状態はMNOであるUQ MobileMVNOであるIIJmioもほぼ同じでした。

ということで、値段が検討課題になり、UQ Mobileは約1,600円 vs IIJmioは私の場合旧プランのため約900円。IIJmioを継続するという現状維持が現時点での最適解という判断になりました。

その他雑感

  1. UQ MobileIPv6接続も同時に対応していました。ただし、IPv6 IPoE接続だったのかどうかは不明です。そのため、IPv4と比較しても「速い」とは思いませんでした。
  2. 過去から使い続けているIIJmio(MVNO)もIPv6に対応していますが、同様にIPv6 IPoE接続かどうかはわかりません。UQ Mobileと比較しても差は感じませんでした。
  3. 5Gエリアに入り5Gで通信している場合、UQ MobileIIJmioも5G由来でそもそもが速いので、「UQ Mobileだから速い」とは言えないかと。上記のように両者共にIPv6の接続方法が不明なので、費用対効果でIIJmio(MVNO)の方が優位かなというのが個人的な感想です。