y-fukuta2ndのブログ

数十年前に"y-fukuta"のIDと「紙つぶて」というタイトルでやっていました。そして2020年、ちょっとしたことがきっかけではてなブログを再開しました。最近は文章を端的にかつ簡潔に書く練習として使っている側面があります。よろしくお願いいたします。

オーダースーツの値段が昔より高かった

予備のスーツがなくて不安

 今年の4月に異動があり、現業から非現業の職場になりました。それに伴い、現業の時も着用していたスーツですが、より一層活躍するようになりました。現業時代に「当面使わないだろう。」と判断して、合服、夏、冬、それぞれ2着から1着に減らしました。処分した当時は「これでよし。」と思っていましたが、その後まさか非現業職場への異動が発生するとは当時は全く考えがありませんでした。
 その4月から、通勤の往復はもちろん職場外への業務活動の際にはスーツを着用するようになりました。職場事務所ではいわゆる作業着に着替えるため、スーツを着用しているといっても終日ではないのでスーツへの負荷は低いです。しかし、毎日朝晩で計4時間は平日着用していますので、現状の1着では不安でした。いくらスペアのズボンがあるとはいっても上着が1着ですから、何かあった場合は何もできません。

一番最後に作ったのは約8年前に冬用だった

 手持ちのスーツを見たところ、2014年12月に冬用を作ったことが最後でした。合服は確か2012年の春、夏服も同じ頃と記憶しています(各服のラベルに製造日が印字されているので、それらを見ればわかるけど面倒ですので省略)。体型変化が生じて痩せましたので、合服と夏服のズボンは胴回りを詰めてもらいました。まあ、10年前の生地ですから合服も更新予定です。夏服は幸いズボンだけしか使いませんが今年の場合は合服のズボンと使いまわすことができたため、夏服にはあまりダメージがないと期待しています。ということで今日、いつもの三越へ行き約8年ぶりに冬服を作ってもらいました。先日コートを作りに行ったところと同じです。今日行くことに決めた理由は、「ちょうどできているかも」という勝手に予測した冬用コートの回収を目論んだことでした。冬用コートの件はこちら:
y-fukuta2nd.hatenadiary.jp

物価上昇の影響?昔よりも高くなっていた

 到着して「冬用のスーツを作ってほしい」と伝えて案内してもらいました。私の希望申告~採寸~デザイン確認を経てお会計となりました。今回、161,700円でした。そこで思い出したのが2014年に作った冬用スーツの値段でした: 116,737円でした。今日の打ち合わせの場でも8年前の当時の印象として価格が10万円台前半だった記憶が明確に有りましたので、担当者に冒頭で「予算10万円」と伝えていました。しかし時代が変わったのか、例の物価高騰の影響なのか約6万円の差という予想外の結果になりました。スーツ作成条件は生地や型など当時とは全く同じではないと言え、「基本セット」プラス「スペアのズボン」で上着1着とズボン2着となっている点は今も昔と同じです。懐には痛いものの必須品ですから、頑張って買いました。

 納期は「いちおう」来月末ですが、実質年明けです。その際には合服または春用を作る予定ですので事前に価格感を聞いたところ「同程度」だそうです。また頑張ります。

冬コート回収の目論みは?

 スーツの件が終わったところで、ダメもとで「先月コートをオーダーしてそれができている頃かと思っていますが、どうですか?(=あわよくば今日持って帰りたい)」と聞いてみました。担当者が「そういえば今日は大量に納品がありまして・・・」と見に行ってもらったところ、なんとありました。ということで、無事コートを回収できました。仕上がり良好で、最終試着も良好でした。はじめてオーダーコートを作りましたが、値段を無視すればこれも私としてはやって正解でした。

オーダーにこだわる理由

 私は就職して以来、スーツはオーダーでそろえています。三越の前は全国展開している大手紳士服チェーンでやっていましたが、三越とはいろいろな点で違いがあります。以下個人的な評価です。

  1. 価格 大手チェーン < 三越三越の方が圧倒的に高く、スペアのズボンを付けるだけで35%増し。一方で大手チェーンはスペア込みの価格で大体最大10万円で各種キャンペーンなどを組み合わせると5万円台から可能。★今回の価格である約16万円は上着とズボン2着(標準1着のところスペアを付けたので、2着目は1着目の価格の35%増し)の総額ですが、「これでも」最低ラインです。昔最後に作った頃と比べればはるかに高額な印象ですが、時代が変わったのでしょう。
  2. 採寸 大手チェーン < 三越。大手チェーンは採寸箇所と範囲がおおざっぱで、採寸してもらっても仕上がりがびしっと決まらないことが大きな欠点でした。その点三越は非常に細かくアレンジしてくれるので、それが分かって以降は価格は無視して三越で作ってもらっています。三越と言えども採寸してくれる担当者の技量の差は出ますが、現状は無視できる範囲内で満足できています。その採寸ですが、今日の場合約1.5時間かかりました。
  3. 素材の良さ 大手チェーン < 三越三越の方が国内外いろいろな素材を扱っていて予算に応じてたくさん選択肢を出してくれます。今回のように低価格で済ませたい場合でも担当者は頑張って提案してくれます。
  4. 全体的な仕上がり 大手チェーン < 三越三越製と言っても自社内製ではなく、外注と思われます。少なくとも私の場合はそうでした。手持ちのスーツのラベルには「オンワード樫山」と「大賀」と書かれています。

 今思い返すと、若い頃はボーナスの度にスーツを更新していた気がします。扱い方は雑で荒い方だと思いますが、三越のスーツは生地が良いので、結構長持ちしています: 合服は2012年製で現役です。ちなみに私がオーダーにこだわる理由は一つだけです: 既製品では、スーツもコートもそうですが、上着類(シャツ全般)は袖の丈が既製品のほうが長いため、不格好になることが多いです。手直し工賃と商品代の総額としてはオーダー一発と変わらないことが多かったですので「ならばオーダーで良いじゃん」となった次第です。