y-fukuta2ndのブログ

数十年前に"y-fukuta"のIDと「紙つぶて」というタイトルでやっていました。そして2020年、ちょっとしたことがきっかけではてなブログを再開しました。最近は文章を端的にかつ簡潔に書く練習として使っている側面があります。よろしくお願いいたします。

JA45クロスカブに乗って1年

タイトルの通りです。2020年5月31日から所有して、本日で約1年経ちました。「コロナのおかげ」と表現すると非常に気まずいのですが、これがきっかけで購入する決心がつきました。購入して正解で、大満足しています。これが最終的なこの車体の感想になります。

本日時点でODOは7,140kmです。使い方を振り返ると、

  1. 通勤で使うことがメインです。平日片道30kmです。月曜日から金曜日に出社しますので、30 x 2 x 5 = 300km/週です。
  2. 土日は買い物でも大活躍してくれています。ペットボトル2リットル6本入りの箱を買っても、リアキャリアに十分載せられますので、最強の実用車です。ただし、1箱しか載せられませんが。
  3. 花粉症の時期だった今年の2月は、その1か月間全く乗りませんでした。また、3月も、基本的には2月と同様ほとんど乗りませんでしたが、それでも2月よりは乗りました。仮にこの2か月間もいつも通りに乗っていたら、ODOには30km x 2 x 20 =1,200kmが最低でも加算されていたかと思われます。
  4. 去年の梅雨はあまり雨が降らなかったので、6月も乗っていました。今年はどうなるのでしょうか?先週、今週、5月とはいえ雨が続きましたが、通勤で乗りました。今年の梅雨の雨量が少なければ、継続して乗ろうと考えています。

メンテナンスノートに、「標準的な使用とは、1年で3,000km程度走行する車両」と記載されています。私の使い方ではこれに合致しないため、シビアコンディションということになります。しかし、オイル交換に関してはこのシビアコンディションとの関係が記載されていません。つまり、カブは空冷車ですので、オイル交換は3,000km毎または1年毎となります。実は昨日土曜日に、1年点検をしてもらいましたが、オイルの状態に関しては特に言及されませんでしたので、シビアコンディションに該当する今の使い方であっても、車体整備する際には考慮する点があるものの、オイル交換サイクルについては現状でも問題ないということでしょう。

昨日、ODO 7,094kmでその1年点検をしてもらいました。その際にリアタイヤを交換してもらいました(チューブとリムバンドも込み)。点検工賃、オイル交換、オイルフィルター交換がメンテナンスパックにて処理されますので、タイヤ、チューブ、リムバンド、交換工賃が差額で請求されました。点検と同時にタイヤ交換をすると割引が効くということで、計約11,000円でした。タイヤは純正装着と同じIRC GP-5です。次回はフロントタイヤを交換することになると思うので、その際には前後共にミシュランのシティープロにしようと考えています。GP-5は良いタイヤですが、オンオフ仕様とはいえ、99%オンロードを走りますので、オフの要素が不要です。保証期間中なので、純正部品に交換した、ただそれだけです。

このバイクを約1年乗った、今だからわかったJA45クロスカブの「個人的」良いところ/悪いところは次の通りです。

  • 良いところ
    1. 燃費がいい。
      1. 過去の記事を参照ください。平均して60km/Lは記録していると思いますが、これでもカタログ数値と同じですので、「仕様通り」と言われればそうなります。
      2. これは車体のメンテナンス状況、走行経路、交通量などの要素も関係してくるため、このバイクならどんな使い方やどのような状態であってもどれでも等しく同じ結果が出る、というわけではありません。
      3. 私は毎週日曜日に、タイヤの空気圧を確認して、チェーンに給油しています。これらは結構大事なことだと思います。
    2. リアキャリアが平らで、汎用性が高い。
      1. 上記のように、箱買いをしても積載できますし、コンテナボックスを載せることもできます。
      2. タンデムステップが装着されていますので、座面を設置すれば2人乗りも可能です。
    3. 素材の品質が高い。
      1. 私の職場は海に近く、職場屋外にとめると、さびなどが心配でした。しかし劣化が非常に少ないです。
      2. その代わり、毎週末は水無し洗車して、クリームワックスを塗っています。
  • 悪いところ
    1. ヘッドライトが小さい。
      1. 明るさの話ではなく、ライト径の物理的な大きさの話です。原付スクーターのライト径よりも小さいと思います。
      2. 対向車からの視認性が悪いのか、ヒヤっとすることが多々ありました。
    2. リアサスペンションが硬すぎる。
      1. 最大積載量を基準にサスペンションを作った印象があります。リアサスペンションが固着して動いていないと思うぐらい、びくともしません。自分の体がはねてしまいます。
      2. 実際にネット検索すると、東京堂のハイブリッドショックに交換している内容が多いです。しかし、HA02における個人的な経験から、カブはリアサスペンションを交換しない方が良いと判断していますので、この先それを交換する可能性は非常に低いです。
    3. 2->3のシフトアップの際にクラッチが切れていないのかギヤが抜けるというのか、変速しないときがある。
      1. 点検の時にクラッチ調整をしてもらいましたが、改善されませんでした。
      2. この持病以外は機械的にも品質的に問題ありませんでした。

私は基本的にカスタマイズはしないのですが、上記のヒヤっとした経験から、安全対策として次のことをしました。

  1. 補助ライトを設置しました。
    1. 蛍光黄色のLED補助ライトを1個装着しました。
    2. 右手にスイッチを設置して、必要な時だけ点灯させています。日中はハイビームにしています。日没前後は、ハイビームと補助ライトを点灯しています。完全に日が沈み真っ暗になったら、ロービームにして補助ライトを消灯、必要に応じて点灯しています。
  2. 反射テープを貼りました。
    1. 車体の前面に白色、側面に黄色、後面に赤色の反射テープを貼りつけました。可能な限りテープは大きく、車から見えると思われる場所に貼り付けました。
    2. 通勤の際にはコンテナボックスをリアキャリアに載せるので、それにも反射材を貼りました。
    3. もちろんヘルメットにも。
    4. 人間には反射ベストを着用して、夜は走っています。

そもそもの事故のリスクを下げるという意味でも、自らの存在を目立たせることは重要と考えていますので、反射材を装備することは有効だと考えています。これは裏を返せば、仮に事故が起きた際、相手へ過失となりうる理由を増やす、つまり、「これだけ目立っていたのに、あなたはなぜ相手に気づかなかったのか?」という問いを投げかけることにつながると信じています。一方で、走行中に実際に光っている様子、つまり他の車両からどのように見えているかを自ら確認できないため、その効果を試す方法がありません。ただ、遠くから車体に光を当てるとそれなりに反射していることは最低限確認できているので、少なくとも何かしらの形で機能していることは間違いないと思います。

「基本的にはカスタムしない」と書きましたが、実は先日までしていたことが他にありまして、それが次の2点です。しかし、結局これらは元々の状態に戻して、純正状態になっています。その方が私にとっては都合がよかったことが判明したためです。

  1. ミラーを社外品に変更。タナックスのクロス2を装着していました。車のドアミラーと同じ四角形で、純正の丸型よりも気に入っていました。しかし、調整が面倒で、17ミリのスパナを用意して、取付ナットとステーロックの2か所を調整する必要があります。純正ミラーは、取付ナット位置を確定させることができれば、他は手で調整できて、手間がかかりません。
  2. JA44カブのシートに変更。JA45は車高が高いので、実は足つきが私にとってはあまりよくありません。「つま先プラスアルファー」で接地しています。この状態でも支障は全くありませんが、雨の時期で路面が怪しくなることもあるので、接地面積について改善のため、JA44のシートに交換しました。シート自体はポン付で問題なく装着できます( = JA44 -> JA45は装着できましたが、その逆についてはわかりません)。目論見通り接地面積は向上しましたが、その弊害として、左足のギヤチェンジ操作に支障が出てしまいました。足の動きが窮屈になってしまい、シフトダウンがぎくしゃくしてしまいました。総じて元々の状態がより良いということが判明したので、JA45のシートに戻しました。
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2021/5月時点のJA45の様子
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補助ライト設置
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2021/5/23のODO
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反射材の効果